遠藤泰男「創造性を深める」
ウェブデザイナーにとっては、仕事上のクライアントが考えないようなスタイルにデザインを頻繁に変えることで、衛星サイトがまさしくウェブというメディアと戯れる場になり得る。
フォト衛星サイトであったり、もしくは写真以外の画像で埋め尽くされた衛星サイトを作った人もいる。
エッセイを書き始める足がかりとして、時事問題や他のサイトにリンクする人もいる。
その目的が何であれ、どんな衛星サイトもその管理者の創造性を深める。
週に何度か衛星サイトのために何か生み出さなければならないので、それが書くことであれ、カメラを取り出して写真を数枚撮ることであれ、あなたが持っている技術を実践しなければならなくなる言い方を変えれば、それを行う言い訳ができるわけだ。
衛星サイトは、例えあなたが「作家でなくても」解説文を書くように求め、また、例えあなたが「芸術家でなくても」写真を投稿する気にさせ、そして衛星サイトでは意見を十分に表現するスペースが自己を主張する。
足りないと感じれば、普通の長さのエッセイを書くように促すことで、あなたの表現者としての幅を広げるようにいざなう。
短く書くのは難しいので、簡潔に記事を要約したり分析することを日課にすれば、あなたはより明晰に書けるようになるし、より良く考えられるようになる。
関連する(もしくは話題が脱線する)マテリアルへのリンクを付けて記事を脈路化してみることも、衛星サイトでなければなし得なかったような関連性をもたらし、あなたの創造性を発揮することになるかもしれない。
多くの衛星サイト制作者は、ウェブデザインについてもっと学びたい、もしくは自分のサイトに機能を追加するためにコーディングスキルを高めたいという意欲を持っている。
つまり、衛星サイトをより良くすることが彼らにとっての利益になるので、衛星サイトは単調な作業よりも面白いプロジェクトになるわけだ。
そして、その他にも利点はある。
自分がどれくらい熱心に作業を行っているかがわかるし、それに、何か新しいことや少し危険なことに挑戦するたびに、自分が成長するのを感じることができる。
したがって、例えあなたが自分のことを「非創造的なタイプ」だと常々考えてきたとしても、衛星サイトを運営することで、自分の創造性に確信が生まれるだろう。
毎日投稿していれば、自分に何の主張もないとは考えにくいし、自己表現を行う新しい手段をきちんと試し始めれば、自分が創造的でないという考えも一笑に付せるようになるのだ。
遠藤泰男(ライター)
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